幸せ靴の職人さん・神戸長田の谷の師匠のお話コーナー 



の街としてかつて一世風靡をした神戸市長田区に『谷の師匠』と呼ばれる昔ながらの靴職人がいる。靴を愛して40年あまり、この下町情緒のあふれる街でひたすら靴を作り続けてきた。工場でひとり黙々と作業する後ろ姿からは、豊富な知識に裏付けられた確かな経験を感じる取ることができる。

戸・長田は1995年1月の阪神淡路大震災によって、被災地のなかでも特に甚大な被害を受けた。しかしその後、住民と行政とが一丸となって叡智を結集し、力強く復興してきた街なのである、そして、さらに新しくより長田らしい街づくりに挑戦し続けている。その復興と未来にむけた活性化の象徴として、2009年には神戸出身の横山光輝氏の代表作のひとつである『鉄人28号』がモニュメントとして長田に誕生した。
   

【鉄人28号モニュメント】

の師匠もまた、この長田を支え新しい街づくりに貢献している元気印のひとりである。谷の師匠は、かつて大勢の従業員を雇って靴を作っていた。しかし、それではほんとうに創りたい靴が作れない。一大決心をして人を減らしひとりなった。自分の思い通りに靴を創ることができる今日の工房は谷の師匠にとってまさにユートピアなのだ。
 
【谷の師匠の工房】

の師匠に靴を作ってもらった人は皆、あらためて靴の大切さを痛感する。そして、自分に合う靴がこれほどに心地よいものであったのかと驚きにも似た喜びを感じる。実際、人の足は千差万別で既製品の靴に合う足は、23%程度といわれている。

後の日本は、靴の大量生産に対応するため、工程ごとの工場を作り生産してきた。その結果、靴づくりを最初から最後まで知る職人さんが、ドイツなど諸外国に比べ激減した。谷の師匠は、そんな状況のなかを掻い潜って生き残った数少ないハンドメイドが出来る職人さんなのだ。

をつくってもらうとき、谷の師匠はその人の足の特長を診る。形だけでなく、角質の付き方、指の曲がり方など、その人の足の骨格から歩き方まで瞬時に読み取ってしまうのだ。そして次は採寸。ドイツ製の使い込まれたツールの登場だ。谷の師匠はスイスイと手際よく測り終えてしまう。プロの技とはこういうものだ。さてさて、どんな靴が仕上がってくるのかワクワクである。
 
【温和でやさしい谷の師匠】
【谷の師匠作品のひとつ(レディース靴)】
 

 谷の師匠の『幸せ靴講座 その1:あなたの足は大丈夫?セルフチェックしてみよう
 
正しくキレイなウォーキングは、歩けば歩くほど健康になり、また引き締まった美しいボディラインを作り上げます。にもかかわらず、ウォーキングでひざや腰、首の不調、めまい、頭痛、肩凝りなどかえって調子を悪くしてしまった方も少なくはないでしょう。
正しいウォーキングのためには、足裏バランスを整えることが大切です。本来の足裏は、足の親指の付け根、小指の付け根とカカトの三点を結ぶ三本の線が弧を描いてふくらむ立体的な骨格を形成しています。
アーチは足の長軸に一致して内側と外側の2つのアーチと、前足部の横軸のアーチの3つから成り立っています。これらのアーチがスプリングの役割を果たして、歩行時の衝撃を吸収すると同時に、荷重を分散させる役割があるのです。

ところが、現代人の多くはこの横軸のアーチを消失してしまい、足裏の歪みとなって足の指に力が入らず、その結果指をほとんど使わずに歩いているのです。

足指が踏ん張れていないということは、踵と指の付け根だけを使った歩行となり、重心が踵に片寄ってしまったり、左右の足で均等にバランスが取れず、フラついてしまうのです。

そこで、横軸のアーチが消失していないか、セルフチェックをしてみましょう。
以下の設問にひとつでも「Yes」があったら、要注意です。

  □ 外反母趾または指上げ足(浮指)だといわれたことがある
  □ 足の裏の人指し指の付け根の部分が固くなっている
  □ 靴底の外側または内側が極端に減っている
  □ つまずきやすい
  □ タオルを足の指でたぐれない
  □ 靴の横幅がきついのでワンサイズ上げている 

次回は、「セルフチェック項目の解説と足裏ゆがみの原因」です。お楽しみに。
 


の師匠は毎日30分の自転車通勤だ。春夏秋冬、神戸・長田を疾走する。仕事後の楽しみとして新長田図書館への道草がある。この図書館で幅広い知識を支える多様な書籍を見つけては、帰路途中のミスドでカフェオーレを飲みながらゆったりと読書タイムを持つのだ。

日、手にしていた本のタイトルは「皮膚という脳」。一見、靴と関係なさそうなのだが、よりよい靴作りのヒントにならないかと日々研究心旺盛なのである。
【新長田図書館】
【読書タイムはカフェオーレをおともに】
 

 谷の師匠の『幸せ靴講座 その2:大変!セルフチェックからわかること

さて、今回はセルフチェックの項目について簡単に解説していきましょう。あなたは、いくつチェックが付きましたか?

1、外反母趾または指上げ足(浮指)だといわれたことがある
 外反母趾のなかでも、靭帯性外反母趾は、足裏の刺激不足により足底反射が起こらず、足指を踏んばるための足底筋群の発達不足や退化が原因といわれています。すなわち、横中足靭帯(横軸のアーチ)が伸びて緩んでしまったのです。

2、足の裏の人指し指の付け根の部分が固くなっている
 三本のアーチのうち、横のアーチが低下した状態になると、歩行の際に足の人指し指の付け根の部分に地面から過多な衝撃を受けて、人指し指の付け根の部分が固くなってしまう。これもまた横軸のアーチの消失が主な原因。

3、靴底の外側または内側が極端に減っている
 外反母趾や指上げ足、扁平足のある人は、歩くときに足指が地面に上手く接地しないため、足先がどうしても外方向か内方向に流れがちになります。その結果、靴底も外側か内側の一方方向が極端に減ってしまいます。

4、つまずきやすい
 足の『三点アーチ』が崩れると、歩行の際にカカトから降りて親指で蹴り上げる動きが出来なくなります。そうすると足の裏全体で着地し、地面に引っかかりやすくなってしまいます。

5、タオルを足の指でたぐれない
 この運動をするためには、ふくらはぎの後ろ側にある後脛骨筋が正常に動く必要があります。後脛骨筋腱は下腿の腱の中で最も重要なものの一つで、ふくらはぎから足首の内側を通り、足の骨の中央部につながっています。後脛骨筋腱は土踏まずの形状を保ち、歩行時につま先で地面を蹴る動作の際に働くのです。

6、靴の横幅がきついのでワンサイズ上げている 
 靴の横幅すなわち足の横幅が広がっているのは、まさに横軸のアーチが緩んでしまったためです。サイズを上げってしまうとさらに外反母趾などを進行させてしまうことになります。

以上のように、このチェック項目はいずれも足裏のバランスが崩れている症状を示したものです。これらの症状のある方は、足裏バランスを整えてからでないと正しいウォーキングができません。

次回は、足裏バランスが崩れた原因についてです。お楽しみに。
 


戸・長田に「カトリックたかとり教会」というところがある。そして、そこに国内はもとより諸外国からも注目されている「たかとりコミュニティセンター」がある。1995年、阪神大震災によって「たかとり教会」は消失してしまった。しかし、この被災した教会にいろいろなひとが集まって救援活動を始め、炊き出し・避難場支援・仮設支援・臨時診療所・ことば支援・生活支援・まちづくりなど「鷹取教会救援基地」となって地域復興の要所として活躍してきた。

在でも、NGO、NPO、地域、教会などたくさんの仲間が自由に集り、多文化で多彩で豊かなまちづくり/ひとづくりを目指して歩んでいる。なかでも、多文化・多言語コミュニティ放送局の「FMわぃわぃ」は興味深い。神戸に住むアジアを中心とした外国籍の人達は、震災の際、言葉が通じないため、必要不可欠な情報を得ることができなかった。そこで、なんとか情報を伝えようと開局したミニFM局が「FMわぃわぃ」の原点なのだ。今も世界の10言語で放送するFM局として、地域の人による地域のための、なくてはならない存在である。
 
【FM わぃわぃのスタジオ】
【モダンな現在のたかとり教会】

 谷の師匠の『幸せ靴講座 その3:足裏バランスが崩れた原因を考えてみる
 
骨格の歪みから腰痛や肩こりなどを誘発させる恐ろしい足裏バランスの崩れは、いったいどのような原因によるものでしょうか。近年、中学生の半数以上が外反母趾だといわれています。何故、このような年少者から足裏バランスを崩しているのか。原因のひとつは、「靴」です。特に子供の頃に足に合った靴を履いていなかったからなのです。

子供の足は大人の足を小さくしたものではなく、まったく異質のものです。成人の足と子供の足のX線写真(下記に画像あり)を比較するとよくわかります。大人の足は、関節部の僅かな軟骨以外は強い骨で構成されています。一方、生まれたばかりの赤ちゃんの足は、軟骨部分の割合が非常に大きいので、外力に影響で変形しやすいものです。

赤ちゃんの足ならば、誰もが気をつけますが、問題はよく靴を履き出す5才児くらいの足もまだまだ軟骨が多く、外力によって変形しやすいのです。この頃から中学生くらいまでは成長が早いため、どうしても大きめの靴を買ってしまったり、すぐに小さくなってしまったりして、足の成長に悪影響が及び、足裏バランスを崩すことになってしまったのです。

海外では子供用とは思えないほど、しっかりとした靴を与えます。1969年にドイツで設立され、最も知名度のある子供靴メーカー『RICOSTA』の子供靴(下記画像あり)はかなり高価(2万円程度)ですがその代表です。

【RICOSTAの子供靴1】
【RICOSTAの子供靴2】

谷の師匠の『幸せ靴講座 その4〜6:崩れた足裏バランスをいかに整えるか』
外反母趾などによる足裏バランスの崩れを自分で整える対策として、大きく3つの方法が考えられます。
   対策1:靴の選び方・履き方
   対策2:運動・マッサージ
   対策3:サポートツールやテーピングの活用

まずは『正しい靴の選び方・履き方』について、まず足によい靴を選ぶポイントを靴の各部分に分けて解説します。

ヒール部分は、靴を履いたときにヒールカーブが適度にフィットしていて、踵を持ち上げたときに靴の踵部分が簡単に脱げないこと、踵が安定しぐらつきにくいことが大切です。ヒールの高さは3cm〜5cmが理想。5cmを超えるハイヒールは、外反母趾を悪化させる要因となります。

紐の下あたりになるウエスト部分は、きつすぎず、ゆるすぎずが理想。適度に締まってフィットした感じがよい。ここがゆるいと、靴の中で足が前方にすべり、指先が押しつけられてしまいます。

足の指の付け根あたりで、歩くときに折れるボール部分は、適度に密着し、圧迫感がないのが理想。さらに重要なことは、足の指の付け根の関節と靴底の折れる位置が一致していること。ここが一致しないと足指の付け根や足底筋などの痛みが生じる原因となります。

足先が入るトウ部分は、靴を正しく履いた状態で指先より約1cm程度の余裕があるのが理想。指先を自由に動かせる状態であることも大切です。ここが窮屈であったり、逆にゆるすぎても足のトラブルの原因となります。

自分の靴のサイズを、シューフィッターの資格を持っている靴屋さんなどで、一度正確に計測してもらうこともオススメです。

次に靴の履き方。正しく靴を履くには、踵をしっかり合わせることがとても大切です。紐靴であれば紐をゆるめて、ベルトやマジックテープなどがついたものはそれらを必ずはずしてから足を挿入します。そして、つま先を上に向けて踵を地面に着けた姿勢で、踵を靴に密着します。紐靴の場合はそのままの姿勢で紐をやや強めにしっかり締めてから縛ります。

このように、自分に合った靴を選び、正しい履き方をすることで、本来の足機能が復活し、足裏バランスが整ってくるのですね。
 
対策2の『運動・マッサージ』について

窮屈な靴や歩行異常による足指の運動不足や血行障害、関節可動域の減少などを運動療法やマッサージによる刺激により改善します。

具体的な運動として下記の3つの運動を実施しましょう。

 ・足指関節のストレッチ(可動域の拡大、靱帯・関節の柔軟性向上)
   足指を自分の手でしっかりつかみ、足指の付け根の関節をしっかり曲げる、またぐるぐる
   回す(10〜30回を3セット、朝夕2回)

 ・グーパー運動(指先蹴りなど足機能及び足アーチの回復)
   手などの介助を加えずに足指をしっかりグーパーと握りまた開く(10〜30回を3セット、
   朝夕2回)

 ・つま先立ち運動(外反母趾の改善促進)
   立位でつま先立ちとなり、ゆっくり踵を上げ下げする運動

 また、下記の部位のマッサージを運動とともに実施しましょう。

 ・足裏マッサージ
   足裏バランスが崩れていると足本来の機能を充分発揮できない状態のため、足部の各組
   織の萎縮または肥大・肥厚あるいは関節や筋肉などのこわばり・硬直などが起っています。
   足裏マッサージによって萎縮した組織が活性化し、関節可動範囲も広がり、足本来の機能
   改善に役立ちます。

 ・ふくらはぎ・アキレス腱のマッサージ
   足裏バランスの崩れや足の痛みがあると、歩行時に足首やアキレス腱、すねなどに必要以
   上の力が入ってしまいます。これが原因で足の冷えや疲労感、アキレス腱やかかとの痛み、
   足底縦アーチの低下や足底筋膜炎、脚がつるなどを引き起こすことがあります。この部位
   のマッサージは特に念入りに行いましょう。

対策3の『サポートツールやテーピングの活用』について

足裏バランスを整える簡単な方法として、指間パッドによる関節のス トレッチがあります。
このストレッチは短縮した母趾内転筋や靱帯を改善する効果があり、また指の間を広げる刺激により血流や足の代謝を一時的に促進し、足の疲労や痛みを緩和します。

足裏バランスがより崩れている方には、テーピングによる矯正・補正がオススメです。効果的な方法として期待できますが、テーピングはある程度の訓練を必要とします。
できるだけこの手法を体得した専門家の施術を受け、その後、自分でもテーピングが出来るよう指導を受けるようにします。









指間パッドは使用するにも場所や時間に制約があります。また、テー ピングはある程度の熟練が必要であるため、効果があるとわかっていてもなかなか実施できなかったり、長続きしないのが現状です。

そこで、歴史ある靴の街”神戸”から永年培ってきた健康靴の設計製作の技術と経験を活かして、より使いやすく画期的なツールを新開発しました。

このツールは『靴の中に敷いて歩くだけ!』というこれまでにはないコンセプトを持った新発明のインソール(特許出願中)です。

従来品にはない独自の素材と形状で「美しい姿勢と正しい歩き方」をアシストし、靴の生活で使われにくくなった足の筋肉活動を呼び起こすことにより足裏バランスを整えていきます。

使えばすぐに実感できます。是非、一度お試しを。

 


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